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台湾和製マジョリカタイルの記憶

出版社名 トゥーヴァージンズ
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-910352-72-5
4-910352-72-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 213P 21cm

商品内容

要旨

日本統治時代の後半、台湾本島や金門島などで流行した「花磚」と呼ばれる彩色タイル。「和製マジョリカタイル」と日本で呼ばれるそれは、今日、わずかに残存する古い建物においてのみ見られ、その数は日に日に減りつつある。台湾の建築史に燦然と輝く1ページを残すため、長年にわたるフィールドワークにより張り合わされた、美しきタイルの記録と記憶。

目次

1 タイルの文化(起源:生活のなかの芸術
彩色タイルとは何か
タイル文化の起源
タイル文化の発展と変遷)
2 世界の彩色タイル文化(欧米における彩色タイルの歴史
日本の彩色タイル史
東南アジアの彩色タイル史)
3 台湾の彩色タイル文化(剪黏:立体のモザイク
台湾における彩色タイルの受容と展開
彩色タイルの出処を探る
彩色タイル装飾の代表的建築 台北賓館のヴィクトリアン・タイル
台湾の民家における彩色タイルの使用位置
台湾の家具に見られる彩色タイルの応用例)
4 彩色タイルの規格と製造(彩色タイルの規格
彩色タイルの製造
彩色タイルの製造方法)
5 彩色タイルのデザインと配列パターン(彩色タイルの図案
タイル張りの各種デザイン)

著者紹介

康 〓錫 (コウ ダクシャク)  
歴史文化研究者、コミュニティ・カレッジ講師。1985年より今日まで、台湾の歴史的建造物を対象としたフィールドワークを続けている。李乾朗古建築研究室研究補佐員、台北市古風史蹟協会理事長を歴任。台湾の歴史的な建築および装飾に関する多くの著作がある
大洞 敦史 (ダイドウ アツシ)  
文筆家、三線奏者、蕎麦職人、台湾政府認定観光ガイド、法廷通訳者、台南市日本人協会副理事長。1984年東京生まれ。明治大学理工学研究科修士課程修了。2012年台南市に移住、ワーキングホリデーと2年間の日本語塾勤務を経て蕎麦レストラン「洞蕎麦」を開業、5年間経営する。現在「鶴恩翻訳社」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)