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女たちのベラルーシ 革命、勇気、自由の希求

出版社名 春秋社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-393-33390-7
4-393-33390-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 311P 20cm

商品内容

要旨

表向きにはルカシェンコの圧勝だった2020年夏のベラルーシ大統領選挙。しかし体制側の不正が疑われ、首都ミンスクなどで数十万人の抗議デモが起こるなど、国じゅうが大混乱に陥った。立ち向かったのは、一介の主婦にすぎなかったスヴェトラーナ・チハノフスカヤと、彼女を支える二人の女性、ヴァレリー・ツェプカロとマリア・コレスニコヴァ、そして名もなき多くの女たち。革命にこそ至らなかったが、ルカシェンコ体制は大きく揺さぶられ、一連の出来事は国際的な脚光を浴びた。ソ連時代からさまざまな抑圧を受けてきたベラルーシの女たちが起ち上がり、声を上げ、手を取り合って新たな時代を目指して動き出す!

目次

1 亡命生活
2 嵐の前
3 恥知らずな偽選挙
4 「私自身の革命でした」―スヴェトラーナ・チハノフスカヤ
5 女たちの力
6 「もし私たち女がやらなければ、いったい誰がやるの」―ヴェロニカ・ツェプカロ
7 体制が牙をむく
8 「自由には、戦い取る価値がある」―マリア・コレスニコヴァ
9 未来を語る言葉
10 ヨーロッパの空白地帯
11 すでに敗北したのか、勝利はかなたに去ったのか

出版社・メーカーコメント

「欧州最後の独裁国家」ベラルーシ。コロナ禍におこなわれた2020年の大統領選で打倒ルカシェンコをかかげ、理不尽な弾圧のなかで反体制派を率い闘った3人の女たち。謎多き国家の知られざる実態を暴く、ドイツ人ジャーナリスト渾身のルポルタージュ。

著者紹介

ボータ,アリス (ボータ,アリス)   Bota,Alice
1979年ポーランドのクラプコヴィツェに生まれる。1988年北ドイツに移住、大学で政治学と近代ドイツ文学を専攻、またミュンヘンのドイツ・ジャーナリスト学校で専門教育を受ける。2007年より『ツァイトZeit』紙の編集部員として国際部に所属。2015年から同紙モスクワ支局長として旧ソ連地域を担当、ウクライナ・南コーカサス・ベラルーシで取材を続ける。これまでにアクセル・シュプリンガー賞、ドイツ・ジャーナリスト賞などを受賞
岩井 智子 (イワイ トモコ)  
聖マリアンナ医科大学非常勤講師(ドイツ語)
岩井 方男 (イワイ マサオ)  
早稲田大学名誉教授
越野 剛 (コシノ ゴウ)  
慶應義塾大学(ロシア文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)