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江戸川乱歩・三島由紀夫・中村真一郎 古今東西の演劇/映画と小説をまたぐエロスの物語 鈴木貞美の文芸論 3 ナラトロジーへ 2

知の新書 J10 Japan/literature L05

出版社名 文化科学高等研究院出版局
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-924671-82-9
4-924671-82-7
税込価格 1,430円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

エロスのナラトロジーへ!文芸を通して、日本・世界の東西を考える。小説は映画にどう表現されるか?!鈴木文芸論の第3弾。江戸川乱歩の視覚。谷川潤一郎の語り方。中村真一郎、三島由紀夫による、能との関わり方。文学にはエロスと死がある。哲学がある。

目次

序章 トランス・ジャンル・スタディーズにおける「表現」概念
第1章 古今東西の演劇、及び映画―「再現」と「表現」、もしくは「現前性」(河竹登志夫の歌舞伎論
「再現」と「写実」
イプセン『ヘッダ・ガーブレル』 ほか)
第2章 江戸川乱歩、眼の戦慄―小説表現のヴィジュアリティーをめぐって(文芸におけるヴィジュアリティー(視覚性)
江戸川乱歩の位置
イリュージョンとリアリティー ほか)
第3章 中村真一郎と三島由紀夫―エロスと能をめぐって(なぜ、比較するのか
戦後日本のエロティック・フィクション
三島由紀夫における女性同性愛 ほか)

著者紹介

鈴木 貞美 (スズキ サダミ)  
1947年、山口生まれ。1972年東京大学文学部仏語仏文学科卒業。創作、評論、出版編集、予備校講師等に従事。1985年東洋大学文学部国文科専任講師。1988年同助教授。同年『新青年』読本(『新青年』研究会編)で大衆文学研究賞。1989年国際日本文化研究センター助教授。1997年「梶井基次郎研究」で博士(学術)総合研究大学院大学を取得。同年総合研究大学院大学国際日本研究専攻教授(併任)。日文研教授。2004年総研大文化科学研究科長等を歴任。2013年停年規定により日文研及び総研大を退職退任。同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)