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戦史の証言者たち

文春学藝ライブラリー 歴史 49

出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-16-813109-7
4-16-813109-2
税込価格 1,430円
頁数・縦 285P 16cm

商品内容

要旨

戦艦武蔵の進水を主導した「神様」、撃墜された山本五十六・連合艦隊司令長官機の護衛戦闘機隊ただ一人の生存者、遭難した福留繁参謀長の救出を果した大隊長、沈没した伊号第三三潜水艦の浮揚を成功させた技師と内部を撮影した新聞記者―著者が取材の過程で出会った人々の生の声。吉村戦史文学の中核をなす貴重な証言集。新田次郎との対談を収録。

目次

1 戦艦武蔵の進水(戦艦武蔵について
世界造船史に類をみない進水を果した工作技師 大宮丈七氏の証言)
2 山本連合艦隊司令長官の戦死(山本司令長官の戦死について
長官機の護衛任務についた戦闘機隊のただ一人の生存者 柳谷謙治氏の証言)
3 福留参謀長の遭難と救出(福留参謀長の遭難と救出について
参謀長ほか八名の救出に成功した大隊長 大西精一氏の証言 ほか)
4 伊号第三三潜水艦の沈没と浮揚(伊号第三三潜水艦について
沈没時に救助された乗組員二名中の一人 小西愛明氏の証言 ほか)
特別付録対談「取材・事実・フィクション」―新田次郎(作家)×吉村昭

著者紹介

吉村 昭 (ヨシムラ アキラ)  
1927年、東京生れ。学習院大学中退。66年「星への旅」で太宰治賞を受賞。同年「戦艦武蔵」で脚光を浴び、以降「零式戦闘機」「陸奥爆沈」「総員起シ」等を次々に発表。73年これら一連の作品の業績により菊池寛賞を受賞する。他に「ふぉん・しいほるとの娘」で吉川英治文学賞(79年)、「破獄」により読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞(85年)、「冷い夏、熱い夏」で毎日芸術賞(85年)、さらに87年日本芸術院賞、94年には「天狗争乱」で大佛次郎賞をそれぞれ受賞。2006年7月31日永眠。2017年3月、東京・荒川区の「ゆいの森あらかわ」内に「吉村昭記念文学館」が、また2024年3月、「三鷹市吉村昭書斎」が閉館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)