• 本

わたしは食べるのが下手

Sunnyside Books

出版社名 小峰書店
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-338-28728-9
4-338-28728-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 250P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ”食べられない”彼女たちが起こす給食革命

    第71回青少年読書感想文全国コンクール 「中学校の部」課題図書
    1年1組 小林葵は食べるのに時間を要する。家庭でも学校でも...
    定められた時間で給食が完食できず、それが彼女の心を痛めて、ついに給食の時間は保健室...
    保健室で知り合う同級生の遠藤咲子。
    彼女も食に悩みを抱え、学校を遅刻する上に、給食の時間は保健室で過ごす。
    それを知る栄養教諭吉川先生は彼女らを挑発し、『給食革命』という名の「給食要望書」の作成と提出に発展。
    革命の最中揺れ動く彼女らの心理状況を、2人の視点で描かれているのがこの本のおもしろいところ。
    読書感想文を書く学生さんだけでなく、大人の方も、この本を通して、子どもが抱える食と心身の在り方を読み取ってほしい。

    (2025年6月10日)

商品内容

要旨

少食で食べるのが遅い葵は、食事の時間が苦手。とくに給食は…。「小林さんさ、たぶん君、会食恐怖症だわ」無理に油淋鶏を飲みこんで気持ちが悪くなった葵は、保健室でクラスの問題児、咲子にそう言われる。実は咲子も、食にかかわるある悩みを抱えていた。そんな二人は、新任のイケメン栄養教諭に焚きつけられて、給食改革に乗り出すことに…。わたしたちが望む給食って、いったいどんなだろう?

出版社・メーカーコメント

会食恐怖症と摂食障害−−。人と食事をするのが苦手な葵と、過食嘔吐を繰り返す咲子。ふたりの少女がたどりいた”わたしたち”なりの食との正しい付き合い方とは。わたしたちが望む給食って、いったいなんだろう?

著者紹介

天川 栄人 (テンカワ エイト)  
岡山県生まれ。京都大学総合人間学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。第13回角川ビーンズ小説大賞にて審査員特別賞、第9回集英社みらい文庫大賞にて大賞受賞。『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』、『アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬』(ともに講談社)で第48回日本児童文芸家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)