書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
”食べられない”彼女たちが起こす給食革命
-
おすすめ度
- ラピタ書店 (島根県出雲市)
第71回青少年読書感想文全国コンクール 「中学校の部」課題図書
1年1組 小林葵は食べるのに時間を要する。家庭でも学校でも...
定められた時間で給食が完食できず、それが彼女の心を痛めて、ついに給食の時間は保健室...
保健室で知り合う同級生の遠藤咲子。
彼女も食に悩みを抱え、学校を遅刻する上に、給食の時間は保健室で過ごす。
それを知る栄養教諭吉川先生は彼女らを挑発し、『給食革命』という名の「給食要望書」の作成と提出に発展。
革命の最中揺れ動く彼女らの心理状況を、2人の視点で描かれているのがこの本のおもしろいところ。
読書感想文を書く学生さんだけでなく、大人の方も、この本を通して、子どもが抱える食と心身の在り方を読み取ってほしい。
(2025年6月10日)
-
おすすめ度
-
商品内容
要旨 |
少食で食べるのが遅い葵は、食事の時間が苦手。とくに給食は…。「小林さんさ、たぶん君、会食恐怖症だわ」無理に油淋鶏を飲みこんで気持ちが悪くなった葵は、保健室でクラスの問題児、咲子にそう言われる。実は咲子も、食にかかわるある悩みを抱えていた。そんな二人は、新任のイケメン栄養教諭に焚きつけられて、給食改革に乗り出すことに…。わたしたちが望む給食って、いったいどんなだろう? |
---|
出版社・メーカーコメント
会食恐怖症と摂食障害−−。人と食事をするのが苦手な葵と、過食嘔吐を繰り返す咲子。ふたりの少女がたどりいた”わたしたち”なりの食との正しい付き合い方とは。わたしたちが望む給食って、いったいなんだろう?