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日本料理史

講談社学術文庫 2828

出版社名 講談社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-06-535678-4
4-06-535678-4
税込価格 1,408円
頁数・縦 309P 15cm

商品内容

要旨

いまや世界中で愛される日本食は、どのように生まれ、現在の姿になったのか。本格的に米を採り入れた弥生時代、茶の湯と懐石料理の戦国時代、料理文化が花開いた江戸時代、西洋料理が入ってきた明治時代、そして国際化・多様化の進む現代へ―。食器、調理法、食事作法から国家・社会・経済とのかかわりまで、あらゆる日本の食文化を網羅する通史。

目次

序章 食の意義と日本料理
第1章 日本料理の前史と文化―先史時代の食文化
第2章 古代国家と食事体系―日本料理の源流
第3章 中世料理文化の形成と展開―大饗、精進、本膳そして懐石
第4章 近世における料理文化の爛熟―自由な料理と庶民の楽しみ
第5章 明治の開化と西洋料理―西洋料理の受容と変容
第6章 大正・昭和の市民社会と和食―日本料理の変容と展開
終章 料理からみた日本文化
補章 平成・令和の食―メモ風に

出版社・メーカーコメント

寿司も天ぷらも懐石料理も、その起源は海外にあった! 古代から現代まで、和食の料理体系の全貌を描く!いまや世界中で愛される日本食は、どのように生まれ、現在の姿になったのか。米を採り入れた弥生時代、懐石料理と茶の湯の戦国時代、料理文化が花開いた江戸時代、西洋料理が入ってきた明治時代、そして国際化・多様化の進む現代へ−−。各時代の食器、調理法、食事作法から国家・社会・経済との関わりまで、沖縄・北海道を含むあらゆる日本の食文化を網羅する通史。【目次(抄)】はじめに−−和食という料理序 章 食の意義と日本料理第一章 日本料理の前史と文化−−先史時代の食文化第二章 古代国家と食事体系−−日本料理の源流第三章 中世料理文化の形成と展開−−大饗、精進、本膳そして懐石第四章 近世における料理文化の爛熟−−自由な料理と庶民の楽しみ第五章 明治の開化と西洋料理−−西洋料理の受容と変容第六章 大正・昭和の市民社会と和食−−日本料理の変容と展開終 章 料理からみた日本文化コラム1 スシコラム2 テンプラコラム3 スキヤキおわりに補 章学術文庫版あとがき参考文献索 引

著者紹介

原田 信男 (ハラダ ノブオ)  
1949年生まれ。史学博士。明治大学大学院博士後期課程退学。現在、国士舘大学名誉教授。主な著書に『江戸の料理史』(サントリー学芸賞受賞)、『歴史のなかの米と肉』(小泉八雲賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)