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賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛

朝日新書 963

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-02-295274-5
4-02-295274-1
税込価格 1,045円
頁数・縦 303P 18cm

商品内容

要旨

上げなくても上がるから上げないので上がらない日本の賃金―その仕組みとは。日本の賃金制度は、どのように確立されてきたのか。ベースアップや定期昇給とは何か?そもそも賃上げなのか?今日の大きな政策課題となっている「賃金」について、「決め方」「上げ方」「支え方」の側面から徹底検証。今後の在り方を議論するための、基礎知識を詰め込んだ必携の書。

目次

序章 雇用システム論の基礎の基礎
第1部 賃金の決め方(戦前期の賃金制度
戦時期の賃金制度
戦後期の賃金制度
高度成長期の賃金制度
安定成長期の賃金制度
低成長期の賃金制度)
第2部 賃金の上げ方(船員という例外
「ベースアップ」の誕生
ベースアップに対抗する「定期昇給」の登場
春闘の展開と生産性基準原理
企業主義時代の賃金
ベアロゼと定昇堅持の時代
官製春闘の時代)
第3部 賃金の支え方(最低賃金制の確立
最低賃金制の展開
最低賃金類似の諸制度)
終章 なぜ日本の賃金は上がらないのか

出版社・メーカーコメント

日本の賃金が上がらないのは“定期昇給”があるから!? 誤解だらけの「職務給」「ジョブ型雇用」。 沈滞する日本の“構造的”問題点を考える! 日本の賃金制度は、どのように確立されてきたのか。 ベースアップや定期昇給とは何か? そもそも賃上げなのか? 今日の大きな政策課題となっている「賃金」について、「決め方」「上げ方」「支え方」の側面から徹底検証。 上げなくても上がるから上げないので上がらない日本の賃金――その仕組みとは。 今後の在り方を議論するための、基礎知識を詰め込んだ必携の書。 (目次) 序章 雇用システム論の基礎の基礎/ 第1部 賃金の決め方 / 第2部 賃金の上げ方/ 第3部 賃金の支え方/ 終章 なぜ日本の賃金は上がらないのか

著者紹介

濱口 桂一郎 (ハマグチ ケイイチロウ)  
1958年大阪府生まれ。労働政策研究・研修機構労働政策研究所長。東京大学法学部卒業。労働省、欧州連合日本政府代表部一等書記官、衆議院調査局厚生労働調査室次席調査員、東京大学客員教授、政策研究大学院大学教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)