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異職怪談 特殊職業人が遭遇した26の怪異

出版社名 彩図社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-8013-0730-8
4-8013-0730-2
税込価格 825円
頁数・縦 255P 15cm

商品内容

要旨

怪異―それは常世と隠世(かくりよ)を結ぶ奇妙な体験。怪異を蒐集していると時に変わった職業に行き当たることがある。池に落ちたボールを拾うゴルフボールダイバー、弱った木々を治療する樹木医、伝書鳩を育てる伝書鳩ブリーダー…。そうした特殊な職業についている人々が体験する怪異は、一味も二味も変わっていることが多い。鮨職人が目撃した謎の「のっぺらぼう」。死の香りを嗅ぐフレーバリスト。シューフィッターのもとにやってきたフジツボ男。路線バス運転手が遭遇したもの言わぬ乗客たち…。「私の体験をどうか最後まで聞いてください…」隠世はすぐ傍にも広がっている。特異な余韻を残す怪談アンソロジー。

目次

“神主の怪異その一”異形のモノ
“神主の怪異その二”面呪縛
“高層ビル窓拭き業の怪異”待ち人
“伝書鳩ブリーダーの怪異”死者からの伝言
“ゴルフボールダイバーの怪異”宝の山
“結婚式ペーパーアイテム作成業の怪異”吉兆
“保育士の怪異”アタシャナイナイ
“システムエンジニアの怪異”真夜中の警報
“鮨屋の怪異”魚怪
“墓参り代行業の怪異”墓参りの文句
“シューフィッターの怪異”巻き爪
“鑑識官の怪異”報復の痕跡
“湯潅師の怪異”隠れた怨み
“フレーバリストの怪異”死臭
“ロケーションコーディネーターの怪異”本当に見えていた景色
“自動販売機設置業の怪異”土地憑き
“競馬の予想屋の怪異”父の愛
“樹木医の怪異”魅入られた者
“弁護士の怪異”覚えられない
“塾講師の怪異”見知らぬ生徒
“霊園管理人の怪異”木怪
“絵馬・卒塔婆製造業の怪異”巡る因果
“出会い系サイトのサクラの怪異”画面の向こう側
“証明写真機メンテナンス業の怪異”神隠し
“路線バス運転手の怪異”職の矜持
“養蚕農家の怪異”おかいこさま

著者紹介

正木 信太郎 (マサキ シンタロウ)  
怪談師・怪談作家。11歳の林間学校で初めて怪異に遭遇して以来、怪談に興味を持ち蒐集活動を始める。東京都内で怪談座談会や怪談トークイベント等を主催し、怪談文化の発展に努めている。またテレビやラジオのみならずDVDやYoutubeにも多数出演している
しのはら 史絵 (シノハラ シエ)  
東京都出身。映像、ラジオドラマのプロット・シナリオ、小説・漫画原作を手掛ける傍ら怪談蒐集をしている。怪異座談会や怪談イベントも主催。2017年『お化け屋敷で本当にあった怖い話』で実話怪談本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)