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着ル怪談

竹書房怪談文庫 HO−695

出版社名 竹書房
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-8019-4233-2
4-8019-4233-4
税込価格 924円
頁数・縦 287P 15cm

商品内容

要旨

着物、洋服、帽子、靴、眼鏡…身に着けるものには持ち主の業と情念がいつまでも蠢いている。真夏の肝試し、Tシャツ姿で参加していたはずの友人が最後に着ていたのは…「赤いセーター」(郷内心瞳)、女子高生の夢に現れる中年男が渡してくる白い布とは…「彼シャツ」(つくね乱蔵)、夜道で遭遇したコート姿の変質者、あるスケ番の不思議な体験…「脱グ怪談」(加藤一)、義母からの着物を手放す度に嫁の運気が上がっていった理由は…「頑張り屋のトモちゃん」(夜行列車)、自分とそっくりな女が着ていたのは見覚えのあるワンピースで…「ドッペルゲンガー」(木根緋郷)ほか、気鋭の22人が綴る「着る」に纏わる怪異譚全52話!

目次

赤いセーター(郷内心瞳)
二人羽織(郷内心瞳)
ジャフラー(郷内心瞳)
前の人(郷内心瞳)
この世に残る想いの白(郷内心瞳)
首だけ残され(郷内心瞳)
タブー(郷内心瞳)
そこにあった黒(松本エムザ)
初日の幕が上がるとき(松本エムザ)
父の願い、母の祈り(松本エムザ)
ピンクと赤(つくね乱蔵)
吊るしのスーツ(つくね乱蔵)
彼シャツ(つくね乱蔵)
腹黒い帯(つくね乱蔵)
糸(ねこや堂)
お召し替え(蛙坂須美)
帽子とトレンチコートとあいつ(蛙坂須美)
アーバンシティ(ホームタウン)
眼鏡の件(ホームタウン)
インスパイア(三雲央)〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

着物 洋服 帽子 靴…身につける物には持ち主の念が宿りやすい。形見の品 中古で購入した古着まで「着る」に纏わる怖い話大収録!

著者紹介

蛙坂 須美 (アサカ スミ)  
東京都出身。2022年、共著『瞬殺怪談 鬼幽』でデビュー。文芸誌に短篇小説や書評、エッセイを寄稿するなど、ジャンル横断的な活動をしている
雨宮 淳司 (アメミヤ ジュンジ)  
福岡県北九州市出身。精神科看護師として医療に従事しながら怪談を蒐集。2006年『「超」怖い話 超‐1怪コレクション』に「直腸内異物」が掲載される。以後、単著・アンソロジー等で怪談を発表
おてもと 真悟 (オテモト シンゴ)  
福島県出身。怪談語り。怪談ライブの主催をはじめ、テレビ番組、ウェブメディアに出演。FMラジオの怪談番組パーソナリティも務める。怪談作家・夕暮怪雨とユニット「テラーサマナーズ」としても活動
加藤 一 (カトウ ハジメ)  
1991年刊行の『「超」怖い話』(勁文社版シリーズ第一巻)に最古参共著者として参加し、怪談著者デビュー。以後の三十四年を怪談とともに歩む。『「超」怖い話』四代目編著者、監修者
神沼 三平太 (カミヌマ サンペイタ)  
大学や専門学校等で教鞭を執る傍ら怪異体験談の蒐集執筆を行う。竹書房怪談文庫で二千三百話を超える実話怪談を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)