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会社はあなたを育ててくれない 「機会」と「時間」をつくり出す働きかたのデザイン

出版社名 大和書房
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-479-79812-5
4-479-79812-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 303P 19cm

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要旨

かつての日本の大企業は、新卒一括採用の後、出身大学での専門にかかわらず、ゼロから業務に必要な知識やスキルを研修によって身につけさせるのが一般的だった。ところが、この10年ほどで企業の人材育成は大きく様変わりしているようだ。企業が新人や若手社員を「育てなくなっている」傾向にあるという。
本書では、職場環境が大きく変化し、若手社員が会社に頼らず自らの働きかたをデザインし、行動せざるを得ない状況と、それに伴う若手の不安や焦りなどを可視化。これからどのようにキャリアを見定め、アクションを起こしていくべきかを、2,000人を超える20代社会人への調査や各種最新データをもとに提示している。OJT(職場内における訓練)の実施が減り、労働時間が少なくなって「時間の余白」ができ、キャリアにおいて「選択の回数」が増えた現代の若手は、どのようにキャリアを作っていけばいいのか。
著者は、リクルートワークス研究所主任研究員。経済産業省にて産業人材政策、政府成長戦略策定などに携わり、2017年より現職。若年人材研究を専門とし、次世代社会のキャリア形成を研究する。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年2月14日]

商品内容

要旨

キャリアの不安・焦りを具体的な思考と行動に移す確かな方法。若手社会人への徹底調査で明かされる令和のリアルな働きかたの指針。

目次

1 会社はあなたを育ててくれない
2 「選択できる」ことは幸か不幸か
3 自分らしさと成長を両立するために
4 三年いても温まらない
5 巨人の肩の上に乗る
6 スモールステップを刻む
7 「キャンペーン」の集合でつくる
8 “合理性”を超えるために
9 「組織との新しい関係」を築く
10 「新しい安定」を実現する働きかたのデザイン

出版社・メーカーコメント

「このままでいいのだろうかー」。社会人としての今後の成長や人生の幸福度を考えたとき、ふと不安になる若手社会人に送る、キャリア・デザインの入門書!「ゆるい職場」を提唱するなど、次世代社会のキャリア形成などの研究で実績を持ちメディアでも人気の著者が、最新のデータとメソッドを網羅し、令和という新たな時代に最適化したリアルなキャリア論を提示しました。「ゆるい職場」が広がる現在の労働社会は、働く個人にとっては“すべてが自分しだい”という、実はとてもシビアな環境でもあります。ここ十年における日本の労働社会のあり方は、劇的に変化しています。転職や副業が一般的になり、趣味やボランティアなどの社外におけるコミュニティも多様化し、社会から求められる個人の役割も様変わりしている中で、終身雇用で一つの会社で働きあげることが普通だった時代のキャリア・デザイン(だけで)は、今の時代に通用しません。漠とした不安や焦りを生み出している社会の状況や個人に求められている考え方や行動のありかたを可視化し、私たちがどのようにキャリア(働きかた、生きていき方)をデザインし、具体的に思考しアクションを起こしていけばよいのかを、2000人を超える20代社会人への調査や各種最新データをもとに提示します。20代の若手社員はもちろん、就活生や30−40代の中堅社員、また若手社員と相対する管理職層。経営職層にも必読の一冊!

著者紹介

古屋 星斗 (フルヤ ショウト)  
リクルートワークス研究所主任研究員。2011年一橋大学大学院社会学研究科修了。同年、経済産業省に入省。産業人材政策、投資ファンド創設、福島の復興・避難者の生活支援、政府成長戦略策定に携わる。17年より現職。労働供給制約をテーマとする2040年の未来予測や、次世代社会のキャリア形成を研究する。一般差社団法人スクール・トゥ・ワーク代表理事。法政大学キャリアデザイン学部兼任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)