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K−POPはなぜマイノリティを惹きつけるのか クィアとアイドルの交差するところ

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-309-23151-8
4-309-23151-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 292P 20cm

商品内容

要旨

男性アイドルを好きなレズビアン、女性アイドルを愛するゲイ、BLと当事者性をめぐる探索、実在のアイドルで遊ぶ物語、フィクションにおけるトランス嫌悪、ボーイッシュな女性アイドルのかっこよさ…。H.O.T.のデビューから始まる第1世代、東方神起がアイドル文化を本格化した第2世代、EXOに代表される第3世代、BTSやBLACKPINKが牽引する第4世代。世界とアジアと韓国のK‐POP受容を読み解きながら、性別二元論ではなくクィアの視点でK‐POPの魅力を語る画期的論集。

目次

第1章 世代論から読み解くK‐POPのクィアネス
第2章 K‐POPとK‐POPのディーバネス
第3章 「男性アイドルが好きなレズビアン」のための弁論:レズビアンのコミュニティ内で警戒される、「非常にレズビアンっぽい」欲望について
第4章 「当事者性」を構成する:BL、幻想、欲望
第5章 ファン・フィクション・クィアバディズム:クィア文化の様々な体位
第6章 Twilight Zone:女ドル・ファンフィクにおける愛という世界観―私が魅了された物語、その眩しさを目撃した者の証言
第7章 男性アイドルのアルペス文化におけるトランス嫌悪:「トランス的な」世界で起きている「トランス嫌悪」について
第8章 典型的ではない女性アーティストの系譜:トムボーイ、ガールクラッシュ、そして女ドクのクィアリング
第9章 女性‐クィア・フェミニストがガールズグループを愛する方法
第10章 K‐POPのジェンダー・クィアな美学
第11章 身体とジェンダーの隙間で連帯する:アイドルが遂行するトランス・フェミニズム

著者紹介

ヨン ヘウォン (ヨン ヘウォン)  
大学院で社会学を研究。クィアとセクシャリティをテーマにさまざまなジャンルで企画・執筆活動を続ける。セミナー「2020クィアドロジー」や、朗読劇「エログロ京城」などを企画し、雑誌『them』を発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)