みみそぎ
角川ホラー文庫 み2−19
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2024年12月 |
ISBNコード |
978-4-04-114723-8
(4-04-114723-9) |
税込価格 | 880円 |
頁数・縦 | 348P 15cm |
商品内容
要旨 |
作家・三津田信三のもとに届いた1冊の古びたノート。それは、旧知の編集者の祖父である三間坂萬造が蒐集した、怪異の記録だった。怪談会で耳にしたおぞましい単語、真夜中の温泉で語られる怪談、なぜか父親の呟きに両耳をふさぐ家族…。三津田は、内容の異様さに戦慄し、読む者に障りがあることを危惧するが―。本書は萬造のノートの一部再現と、その後起きたことの記録である。読むほどにざわつきに囚われる最恐の怪異譚。 |
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出版社・メーカーコメント
作家・三津田信三のもとに、旧知の編集者・三間坂秋蔵から、あるノートが持ち込まれる。ノートに綴られていたのは、怪奇を愛した三間坂の祖父・萬蔵が記したと思われる怪異の記録だった。読むことで障りがあるかもしれないと思いつつノートに目を通した三津田は戦慄した−−その理由は、本書を読んで確かめてみてほしい。本書には萬蔵のノートの一部と、読後に起きた出来事がまとめられている。今回は残念ながら、先行作品のごとく「終章」における謎解きも解釈も一切ない。「この一冊が、先生最後の著作になる。そういう懼れに私はいま囚われています」と、三間坂は震撼している。もしかしたらそうかもしれない。もちろん途中で止める自由が読者にはある。