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日本神話の考古学

角川新書 K−474

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-04-082536-6
4-04-082536-5
税込価格 1,056円
頁数・縦 246P 18cm

商品内容

要旨

弥生時代は戦乱の世だった。「平和な時代」というイメージに反して、弥生後期は戦国時代の山城に似た高地性集落が各地で発掘されている。この動乱と、南九州の勢力あるいは文化が大和など近畿へと東伝したことが「神武東征」という物語を生み出す伝承になったのか―考古学の科学的成果と日本神話の重要なテーマを突き合わせながら、古代史を見通す!

目次

第1部 国生みとイザナミの死(国生み物語と海上交通
黄泉の国の世界)
第2部 三種の神器(草薙剣
八咫鏡
八咫鏡(続)
八坂瓊勾玉)
第3部 出雲と日向(大国主命と出雲の古地形
海幸・山幸と隼人地域
“神代三陵”と隼人文化)
第4部 神武東征(船団による移動
高地性遺跡と戦乱の時代
河内の“湾岸戦争”から熊野への迂回
ウダでの山地戦から大和平定へ)

出版社・メーカーコメント

神話はその舞台となった土地と驚くほど一致していた。イザナギとイザナミ、三種の神器、古代出雲……物語を考古学の成果に照らし合わせ、ヤマト朝廷誕生以前の日本古代史を見通す、「古代学」の第一人者による名著!

著者紹介

森 浩一 (モリ コウイチ)  
1928年大阪市生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻。同志社大学大学院修士課程修了、高校教諭、同志社大学講師を経て72年から同大学文学部教授。環日本海学や関東学など、地域を活性化する考古学の役割を確立した。2012年第22回南方熊楠賞を受賞。13年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)