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「嘘をつく」とはどういうことか 哲学から考える

ちくまプリマー新書 479

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-480-68509-4
4-480-68509-X
税込価格 990円
頁数・縦 234P 18cm

商品内容

要旨

「嘘をついてはいけない」と言われるけれど、嘘をつくとは何をすることで、どう悪いのか。それでもなぜ嘘をついてしまうのだろうか。「自分自身であること」を選び取るために、ごまかすことなく嘘を真面目に考えてみよう。

目次

第一章 嘘をつくとは何をすることか(嘘をつくことと騙すこと―行為と意図
言語行為論の枠組みで嘘を考える
嘘をつくことと間違ったことを言うこと―「真」と「信」 ほか)
第二章 嘘をつくことはどう悪いのか(相手に害を与えるとは―害説の見方
心の傷を害として理解できるだろうか―尊重説への道標
嘘をつくことは自分も苦しめる―害説の別の局面を探る ほか)
第三章 それでもなぜ嘘をつくのか(言葉を学ぶためには嘘を学ばねばならない
嘘をつきながら世界で生きる地歩を築く
嘘の演技性と身体性 ほか)

出版社・メーカーコメント

「嘘をついてはいけない」と言われるけれど、それでもなぜ人は嘘をつくのだろう? 自分らしさと誠実さの倫理をめぐり「人間の複雑さ」と出合う思考の旅。

著者紹介

池田 喬 (イケダ タカシ)  
1977年東京都に生まれる。2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学文学部教授。専門はハイデガーを中心とする現象学、差別論を中心とする現代倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)