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爺の流儀

ワニブックス|PLUS|新書 424

出版社名 ワニブックス
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-8470-6712-9
4-8470-6712-6
税込価格 1,045円
頁数・縦 199P 18cm

商品内容

要旨

年をとったらヨロヨロと下り坂を楽しめばいい。落ちめの快感は、成り上りの快感に勝る。嵐山流すくすく老いるための秘策。

目次

1章 すくすくと老いていく(人生のソロバン
書斎は戦場である ほか)
2章 老いの流儀(老人の獣道
老いの流儀十カ条 ほか)
3章 下り坂の極意(鬼の足跡
楽しみは人生の下り坂にあり ほか)
4章 人生最後の愉しみ(「千の風になって」どこへ行く?
諸行無常と諦念 ほか)

出版社・メーカーコメント

年をとったら、ヨロヨロと下り坂を楽しめばいい。落ちめの快感は、成り上りの快感に勝る−−。作家・嵐山光三郎が語る“すくすく老いる”ための秘策。【構成】第1章 すくすくと老いていく第2章 老いの流儀第3章 下り坂の極意第4章 人生最後の愉しみ※第2章、第3章は終刊した「週刊朝日」で 26年間続いた人気連載「コンセント抜いたか」の内容より選び、 加筆・修正した作品を新たに構成しました(本文より−−)いま、町にあふれるジジイ指南書は、そのほとんどが上昇志向である。なんらかの形で上昇し、難しい坂を登りきろうという発想で下降志向のものがない。下り坂がこんなに楽しいのになぜなのだろうか、と考えた。人間は、年をとると、「まだまだこれからだ」とか「第二の人生」だとか、「若いモンには負けない」という気になりだし、こういった発想そのものが老化現象であるのに、それに気がつかない。年をとったら、ヨロヨロと下り坂を楽しめばいい。 落ちめの快感は、成り上りの快感に勝る。武者小路実篤の語録に、“桃栗三年柿八年 だるまは九年 俺は一生”がある。ここにある発想は持続する不屈の意志である。時流などはどうだってよい、退歩しつつ、自分の思った通り生きるという姿勢である。「楽しみは下り坂にあり!」(プロフィール)嵐山光三郎(あらしやま こうざぶろう)1942年、静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に『文人悪食』『追悼の達人』『「下り坂」繁盛記』『不良定年』『ごはん通』『「世間」心得帖』『年をとったら驚いた!』『枯れてたまるか!』『超訳 芭蕉百句』など著書多数。

著者紹介

嵐山 光三郎 (アラシヤマ コウザブロウ)  
1942年、静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)