• 本

働くことの小さな革命 ルポ日本の「社会的連帯経済」

集英社新書 1249

出版社名 集英社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-08-721349-2
4-08-721349-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

資本主義に代わる次世代の経済として、EUを中心に今、世界で推進される「社会的連帯経済」。みんなが経営者となって働く労働者協同組合、NPOや社会的企業、地域通貨など利益追求を目的としない組織が連携し、新しい経済圏を形作る経済を指す。そこにあるのは「競争ではなく自分らしく」「会社ではなくコミュニティのために」という働き方だ。世界の格差・貧困問題を取材し続けてきたジャーナリストが日本各地での取り組み・事例を紹介。資本主義によって失われた人のつながりや小さなコモンを育む人々を描く、希望のルポルタージュ。

目次

序章 未来を生きるための経済
第一章 自分を大切にする働き方
第二章 次世代の働き方「協同労働」
第三章 社会的連帯経済を支える金融
第四章 地域の「コモン」を育てる
第五章 市民が社会をつくる
第六章 コミュニティ(共同体)から始まる未来
終章 次世代エコノミーの当事者になる

著者紹介

工藤 律子 (クドウ リツコ)  
1963年大阪府生まれ。東京外国語大学地域研究研究科修士課程在籍中より、メキシコの貧困層の生活改善運動を研究するかたわら、フリーのジャーナリストとして取材活動を始める。著書に、『マラス 暴力に支配される少年たち』(集英社、第一四回開高健ノンフィクション賞受賞作)などがある。NGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)