• 本

わが家は「ユダヤ人の家」だった

出版社名 原書房
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-562-07527-0
4-562-07527-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 333P 20cm

商品内容

要旨

著者が住むベルリンのあるアパート。戦前のこの家の居住者は、ドイツ国民である権利と財産を奪われ、収容所に送られたユダヤ人たち。かつての住人24人の人生の足跡を追うと見えてきたのは。渾身のノンフィクション。

目次

二四人
アパートのユダヤ人入居者
一九四二年八月一〇日
天は黙していた―マルタ・コーエン
痕跡を探して
ひとり残された者―クララ・マルクス
ベルリンのアパート
最後のひとり―ベルタ・シュテルンソン
総統の建築家
「ユダヤ人の家」
門戸が閉じる
書物に対する戦争
イタリアへの逃避行
ワルシャワゲットーへ
姉と妹
「ドイツ精神」に囚われて
最後の瞬間
「パラダイスゲットー」にて
死ぬためにソビボルへ
ベティの青いソファー
「脱ユダヤ化の利得」
「ステーションZ」マックス・マルクス
「わたしは安全のためにバスポー卜を切望する」
「ウィーン・モデル」
死ぬよりはましなこと
ローゼンバウムの遺贈品
補償
姿を消した人たち
わたしの心に生きる住人たち
家族の歴史
さようなら、マルタ

出版社・メーカーコメント

著者が住むベルリンのあるアパート。この家に戦前に住んでいたユダヤ人たちはドイツ国民である権利を奪われた。収容所に送られた人、財産を奪われた人、国外へ逃げのびた人……著者は24人の住人の人生の足跡を追った。

著者紹介

ブローダーセン,インケ (ブローダーセン,インケ)   Brodersen,Ingke
1950年、ドイツのシュレースヴィヒ・ホルシュタイン州生まれ。ハンブルク大学を卒業後、編集者として歴史、教育、ファシズムなどの分野で書籍の編著にたずさわる
中村 康之 (ナカムラ ヤスユキ)  
1963年、山口市生まれ。金沢大学文学部文学科卒。ドイツ系の特許・法律事務所で翻訳業務にたずさわったのち、1999年よりフリーの翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)