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ジンジャ野みまもりさん

ボケバケ探偵団 1

出版社名 静山社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-86389-897-4
4-86389-897-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 133P 20cm

NetGalley 会員レビュー

教育関係者

おすすめ度おすすめ度★5

小学4年生のサブローとみんとは、妖怪やバケモノ騒ぎを解決しようとする中で大切なことに気づいていく。そのきっかけをくれる、「子ども110番」のゼッケンを付けた不思議な〈見魔森さん〉って何者?〈悪いこと〉をしているように見えても、そうでない理由があることだってある。だから、仲良くなることだってできる。怖い目にあったけど、純な心の3人は素直にそれを受け入れられた。ならば、不思議な「ジンジャ野見魔森さん」って何者だろう? 胸に輝く「子ども110番」ってどんな意味なんだろう?それは、これからきっとわかってくるはず。サブローとみんとの心の成長に合わせて。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

地の文は標準語、会話文は関西弁で、とても楽しく読めた。それぞれのキャラクターが立っていて、登場人物みんなが愛おしかった。軽くて面白い話なんだけど、自分を抑えていた子が、自分らしく行動できるようになるエピソードでは、「いい子を演じなくてもいいんだよ」とメッセージがあったりして、なかなか胸に響く話だった。タイトルになっている「ジンジャ野みまもりさん」は、それほど登場しなかったけど、でも、彼女の授ける知恵やアイテムが、ここぞという時で、しっかり子どもたちを助けていた。これは、シリーズの最初の物語みたいだから、次回以降、「ジンジャ野みまもりさん」本人の活躍や背景を読めると期待したい。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

軽い内容に見えて、でも、しっかりした文体で読み応えもばっちり。それになんといっても会話劇のおもしろさ。吉本新喜劇というか、リアル関西の子どもの世界という感じで、今までにない児童書の世界が展開されていきます。前回の作品も読みましたが、なんだかこっちのほうが、新キャラがいい味だしているし、読みやすいし、表紙もいいし、おすすめだなあと思います。シリーズ化されているみたいで、これからが楽しみ、楽しみ!ひとつ心配なのは、田中六大さんの挿絵が間に合うかどうかということでしょうか。どんどん刊行数を増やしてほしいところですが、売れっ子画家さんと組んでしまったところが痛し痒しというところかもしれませんね。読ませていただきありがとうございました!

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

やさしい天然少年サブロー君とおてんばツッコミ少女みんとちゃんは小学4年生。ふしぎな出来事にまきこまれがちな二人が、友だちの妹・つなちゃんのなやみ解決にのりだしたある日、あやしいおばあさんがとつぜんあらわれた。「こまってることあるんやろ?言うてみ言うてみ」おばあさんの話では、その問題のウラには、どうやらふしぎな力をもったジュースが関係しているらしい…。オトボケ小学生が力を合わせて、バケモノのまきおこす事件に立ちむかう!!

著者紹介

仙田 学 (センダ マナブ)  
小説家。1975年京都生まれ
田中 六大 (タナカ ロクダイ)  
画家、漫画家。1980年東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)