• 本

成層圏の墓標

出版社名 光文社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-334-10626-3
4-334-10626-9
税込価格 2,090円
頁数・縦 341P 19cm

商品内容

要旨

奇妙な異常気象が続く世界で、コンビニ夜勤の“私”は謎の存在「雨坊」と遭遇する。接触した途端、それは破裂し、“私”は不思議な青い風景を見るように。後日、同じ幻影を描く画家・凜さんと「雨坊」の秘密へ迫っていく…表題作。化石に魅せられた15歳の少女、地球と宇宙で離ればなれになった女性たち、南洋で不思議な海洋生物と出会い人生の選択を迫られる科学者たちなど、全10編。読めば忘れられない余韻が、この1冊に!

出版社・メーカーコメント

雨が夜にしか降らなくなった都市を描いた表題作ほか、書下ろし「天窓」「南洋の河太郎」2編等、真骨頂を味わえる全10編。【収録作品】化石屋の少女と夜の影ヒトに潜むもの封じられた明日成層圏の墓標車夫と三匹の妖狐龍たちの裔、星を呑む天窓地球をめぐる祖母の回想、あるいは遺言ゾンビはなぜ笑う南洋の河太郎あとがき

著者紹介

上田 早夕里 (ウエダ サユリ)  
兵庫県出身。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。’10年に発表した『華竜の宮』が、「SFが読みたい!2011年版」にてベストSF国内篇第1位に輝き、第32回日本SF大賞を受賞した。SF以外のジャンルに、歴史小説の戦時上海三部作『破滅の王』(第159回直木賞候補)『上海灯蛾』(第12回日本歴史時代作家協会賞「作品賞」受賞)などの作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)