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東大生は本当に優秀なのか 「正解のある教育」ではなく「答えのない創造力」へ

毎日文庫 た2−2

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-620-21083-4
4-620-21083-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 269P 15cm

商品内容

要旨

優秀なはずの日本人が、国際舞台で創造的な議論を苦手とするのはなぜか。それは英語が不得意だからではなく、「正解のある教育」ばかりを受けてきたからではないか。年来の問題意識を抱いて、田原総一朗が各界を牽引する10人のキーパーソンを訪ね、本音の教育論議を展開。白熱する対話のなかに、時代を切り拓く若者が育つためのヒントが見えてくる―。

目次

第1章 日本人はなぜ「正解のない問題」が苦手か 田中愛治 早稲田大学総長
第2章 「暗記型」の受験が日本人の能力を萎縮させている 萩生田光一 元文部科学大臣
第3章 「新たな問い」を求めて、異才が生まれる環境を 上野千鶴子 社会学者
第4章 夢や情熱がなくても生きていける 大空幸星 NPO法人「あなたのいばしょ」元理事長
第5章 貧困家庭から東大に合格した私の教育論 泉房穂 前兵庫県明石市長
第6章 東大で「落ちこぼれた」私が人工流れ星に挑むまで 岡島礼奈 宇宙ベンチャー「ALE」社長
第7章 学校にレールは敷かず、生き抜く力を育てる よぎ 茨城県立土浦第一高校・付属中学校長
第8章 コンプレックスが私を歌手に、そして学び直しへ 相川七瀬 歌手
第9章 宇宙から地球を眺めたときの人間論 向井千秋 東京理科大学特任副学長
第10章 東大のキャンパスには多様性が必要だ 藤井輝夫 東京大学総長

出版社・メーカーコメント

上野千鶴子、藤井輝夫(東大総長)、田中愛治(早稲田総長)、泉房穂ら時代の前線を走る10人との白熱討議!答えが必要なのではない。大事なのは思索、議論、創造。正解を求めて閉塞した戦後教育を再検証し、未来を拓く人間形成を探る。

著者紹介

田原 総一朗 (タハラ ソウイチロウ)  
1934年、滋賀県生まれ。早稲田大第1文学部卒業後、岩波映画製作所に入社。その後、64年に開局した東京12チャンネル(現テレビ東京)のディレクターに。タブーに挑戦する多数のドキュメンタリー番組を手がけ、77年からフリーとなった。現在、討論番組『朝まで生テレビ!』と『激論!クロスファイア』(いずれもBS朝日)で司会を務める。新聞、雑誌、インターネットメディアでも活躍中
竹内 良和 (タケウチ ヨシカズ)  
1977年、東京都生まれ。2000年に毎日新聞社に入社し、神戸支局、福島支局次長、社会部都庁クラブキャップ、社会部副部長などを経て25年4月から千葉支局長。災害地での取材が多く、東日本大震災やネパール大地震(2015年)では発災直後から現地入りしてリポートした。東京都政の取材にも長く携わり、東京五輪を巡って、国立競技場の建て替えや「復興五輪」のひずみなどを報じた。ヒューマンストーリーの執筆やインタビュー記事の構成も得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)