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宗教と救済・和解の哲学

未来世界を哲学する 第6巻

出版社名 丸善出版
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-621-30988-9
4-621-30988-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 206P 19cm

商品内容

要旨

未来社会を生きるにあたって宗教はどのような力を与えてくれるのか。伝統教団の信者数は減少傾向にある。各地に伝わる宗教的行事も開催が困難となってきている。現代世界の随所に見られる敵意や憎悪に宗教的なアイデンティティが関係していることは疑いない。その一方で、たくさんの人がスピリチュアルなものに関心を寄せている。「聖地」に足を運ぶ多くの人がある。日々の暮らしの中に何かしらの「救い」を求める人の数はいまだその数を減らしていない。宗教は未来社会の人々とどう関わっていったらよいのだろうか。宗教にしかできない未来社会への貢献にはどのようなものがあるのか。未来社会における宗教と人間の可能性について探ってみたい。

目次

第1章 日本宗教の可能性―宗教が息づく文脈の探求(宗教よりも広く、宗教をその内部で育てる大きな問い
「霊的体験」の語りの文脈 ほか)
第2章 「宗教」とは何か―「信」の救済力(「宗教」の基本原理
「信仰」の構造 ほか)
第3章 未来社会と宗教的実践―特に仏教の視点から(仏教が有する多様性
AIの登場と未来の社会 ほか)
第4章 宗教世界の対話と共生―〈世界の痛み〉が物語られる声に耳を澄ます(宗教世界の対話の営み
宗教間対話の三類型 ほか)

著者紹介

水野 友晴 (ミズノ トモハル)  
関西大学文学部教授
山本 伸裕 (ヤマモト ノブヒロ)  
東京医療保健大学大学院医療保健学研究科准教授
川口 淳 (カワグチ アツシ)  
同朋大学仏教文化研究所客員所員
石井 砂母亜 (イシイ サモア)  
跡見学園中学校高等学校社会科教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)