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人間をみつめて

河出文庫 か46−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-309-42184-1
4-309-42184-9
税込価格 891円
頁数・縦 143P 15cm

商品内容

要旨

じっと踏みこたえて光を求めているうちに、初めて自分の人生を外側から、また内側から支えてきた、人間を越えたものに思い至るだろう。苦しみや挫折でさえ、生の条件を自覚する契機となる。そのように生かすことができれば、大きな「恩恵」となり、その人なりの使命感も向こうからやってくる。―医師・神谷美恵子のロングセラー、エッセンスの初文庫化。

目次

第一章 いのちとこころ(いのちを支えるもの 外なる自然について
脳とこころ(1)内なる自然について
脳とこころ(2)新しい脳のもたらしたもの
人格について
知性について
こころのいのち)
第二章 人間の生きかた(自発性と主体性について
反抗心について
欲望について 何がたいせつか
生存競争について
使命感について)
第三章 人間をとりまくもの(科学と人間
病める心をみつめて 罪の問題
死について
自我というもの
人間を越えるもの
愛の自覚)

著者紹介

神谷 美恵子 (カミヤ ミエコ)  
1914年、岡山市生まれ。津田英学塾卒業後、コロンビア大学入学。44年、東京女子医専卒業後、東京大学医学部精神科、大阪大学医学部神経科を経て、57‐72年、長島愛生園勤務、ハンセン病治療に尽くす。その後、神戸女学院大学、津田塾大学教授。医学博士。1979年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)