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子供にしがみつく心理 大人になれない親たち

毎日文庫 か5−1

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-620-21087-2
4-620-21087-0
税込価格 880円
頁数・縦 242P 15cm

商品内容

要旨

子供が親に甘えることは自然であるが、現代においては、大人になりきれない親が、子供に甘える「役割逆転」が起こるケースが多い。仲の良さそうな親子でありながら子供は愛を「搾取」され続けるのである。「しがみつく親」は子供を一生苦しめる。逆転した親子関係から生じる様々な問題を明らかにし、解決の道を探る、カウンセリングの名著。

目次

第1章 親子が入れ替わる時(親の役割
自分を認められない
満たされなかった基本的欲求
抑圧された憎しみ
甘えのプロセス
神経症的「親子の役割逆転」)
第2章 親の中に棲む「子供」(基本的不安感
深刻な傷
理解されない苦しみ
愛されていると感じない
モラル・ハラスメント)
第3章 大人にならざるを得なかった子(退行動機
親のぬいぐるみ
母親固着
子供に依存する
自我の未確立
依存と敵意
ありのままの自分)
第4章 子育ての裏側で(過剰な甘やかし
隠された虐待
降り積もる悔しさ
子供にダンプする親
恩を着せる
偽相互性)
第5章 真実を見るということ(強迫的行動の理由
人を巻き込む
家族依存症
支配するための愛
現実否認する親と子
良い子という名の犠牲者
否定され続けるということ
幸せになるために
恩着せがましさという苛め)

著者紹介

加藤 諦三 (カトウ タイゾウ)  
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。早稲田大学名誉教授。2016年11月、瑞宝中綬章受章。ニッポン放送系列において「テレフォン人生相談」パーソナリティを半世紀近く務めていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)