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自由民主主義入門講義

出版社名 作品社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-86793-112-7
4-86793-112-8
税込価格 2,200円
頁数・縦 267P 19cm

商品内容

要旨

気が付いたら、渡る世界は、独裁/権威主義ばかり。ネット言論の是非、キャンセルカルチャー、多様性、表現の自由vs.プライバシーor性差別・暴力表現、安全と自由などなど。気に食わなければ、それで、いいのか…先人たちが、命をはって創りあげ、守り続けた理念を、いまこそ丁寧に古典を読み、じっくり学びなおす。“当たり前”の理念!?闘い守るべき価値があるのか、きちんと理解する。

目次

第1回 民主主義的な統治と個人の自由の間―コンスタン「近代人の自由と古代人の自由」
第2回 専制政治は可能か?―コンスタン「征服の精神と簒奪」
第3回 多数派の専制―トクヴィル『アメリカのデモクラシー』第一巻第一部から第二部まで
第4回 デモクラシーの危機とは?―トクヴィル『アメリカのデモクラシー』第二巻第一部から第四部まで
第5回 「他者危害原理」と「思想の自由市場」―ミル『自由論』前半
第6回 多様性、効率と自由の原理のバランス―ミル『自由論』後半

著者紹介

仲正 昌樹 (ナカマサ マサキ)  
1963年広島生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学。古典を最も分かりやすく読み解くことで定評がある。また、近年は、『Pure Nation』(あごうさとし構成・演出)でドラマトゥルクを担当し自ら役者を演じるなど、現代思想の芸術への応用の試みにも関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)