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緋の天空

角川文庫 時−は42−17

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-04-116502-7
4-04-116502-4
税込価格 968円
頁数・縦 378P 15cm

商品内容

要旨

朝廷第一の実力者・藤原不比等の娘として生まれた安宿媛は、平城京を走りまわるお転婆な女の子だった。汝は、この世を照らす光明となれ―。のちに「光明子」の名を与えられると、この世を鎮め、平穏をもたらす決意をする。だが立太子の式が行われる日、皇子の寝所から呪詛のための蠱毒の壺が見つかり、平城宮は大混乱に陥る。そこには、権勢を求める人々の邪悪な陰謀が渦巻いていた。日本の黎明を描く、葉室麟渾身の歴史長編。

出版社・メーカーコメント

藤原不比等の娘・光明子は、活発な女の子として知られていた。長じて聖武天皇の皇后になり皇子を身ごもるが、床下から呪詛の道具「蠱毒」が発見される。そこには権力奪取を狙う、ある一族の思惑があった。

著者紹介

葉室 麟 (ハムロ リン)  
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。16年『鬼神の如く―黒田叛臣伝―』で司馬遼太郎賞を受賞。2017年12月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)