• 本

空想の海

角川文庫 ふ46−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-04-115500-4
4-04-115500-2
税込価格 880円
頁数・縦 267P 15cm

商品内容

要旨

大地に突然小さな穴が開き、そこから無数の土塊が天へ昇っていく“土塊昇天現象”。その現象に挑む学者たちの長い闘いを描く「空へ昇る」。植物に覆われた家でひっそり暮らす4人の子どもたち。言葉が通じない彼らが、ある夜の事件をきっかけに一歩踏み出す「緑の子どもたち」。『この本を盗む者は』の前日譚にあたるスピンオフを含む、さまざまな味わいの11篇を収録。物語はこんなに自由で奥深い。奇想と探求の物語作家が贈る短編集。

出版社・メーカーコメント

“読む楽しさ”がぎゅっと詰まったカラフルな11の物語。奇想と探究の物語作家、デビュー10周年記念作品集。植物で覆われたその家には、使う言葉の異なる4人の子どもたちがいる。言葉が通じず、わかりあえず、でも同じ家で生きざるを得ない彼らに、ある事件が起きて−−(「緑の子どもたち」)。大地に突如として小さな穴が開き、そこから無数の土塊が天へ昇ってゆく“土塊昇天現象”。その現象をめぐる哲学者・物理学者・天文学者たちの戦いの記録と到達(「空へ昇る」)など。ミステリ、児童文学、幻想ホラー、掌編小説……書き下ろし『この本を盗む者は』スピンオフ短編を含む、珠玉の全11編。

著者紹介

深緑 野分 (フカミドリ ノワキ)  
1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)