グレアム・グリーン伝 内なる人間 上
出版社名 | 早川書房 |
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出版年月 | 1998年2月 |
ISBNコード |
978-4-15-208140-7
(4-15-208140-6) |
税込価格 | 4,620円 |
頁数・縦 | 409P 20cm |
シリーズ名 | グレアム・グリーン伝 |
商品内容
要旨 |
本書は生前の作家をよく知る親族や知人ら数十人とのインタビューを基に書かれた、20世紀文学の巨匠グレアム・グリーン(1904‐91)についての初の本格的伝記である。本書はまた数百を越える手紙や文書などの新資料を参照し、『ブライトン・ロック』『権力と栄光』『事件の核心』『第三の男』などを含むグリーンの主要作品について根源的な再解釈を施している。きわめて刺激的であり、既存のグリーン像にとらわれない本伝記は、広範なグリーンの愛読者に衝撃を与えずにはおかないだろう。本書は巻末に詳細な索引、グレアム・グリーン著作・文献目録を配し、研究者の便宜を図った。上巻では、厳格なパブリック・スクールの校長の一家に生まれたグリーンの生い立ち、少年時代、特異な人格形成、オックスフォード大学時代、結婚、騒然たる欧州情勢から第二次世界大戦へと進む時代の中での作家としての地位の確立が描かれる。作品でいうと処女作『内なる私』から『ブライトン・ロック』までの時期を扱う。 |
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目次 |
第1章 ロチェスター卿の人間 |