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自分のなかに歴史をよむ

ちくま文庫 あ4−3

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-480-42372-6
4-480-42372-9
税込価格 748円
頁数・縦 222P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 歴史を学ぶとはこういうことなのだ

    「それをやらなけらば生きてゆけないテーマ」をさがし「解るということはいったいどういうことか」について考えつづけたという著者の学問的来歴をたどることによって提示される歴史学入門。学生時代に出会っておきたかった一冊。そして、自分にまだ学びたいという気持ちがあることを気づかせてくれた一冊です。

    (2010年11月3日)

商品内容

要旨

かつてヨーロッパでは、どのような生活が営まれていたか。日本人がヨーロッパの歴史を学ぶ意味はどこにあるか。研究を進める上で、どのような着想と、史料操作や文献解読が必要だったのか。「ドイツ騎士修道会」の研究に始まり、ヨーロッパ中世の神秘的で混沌とした社会を豊かに鮮やかに描き出した著者が、学問的来歴をたどることによって提示する「歴史学入門」。

目次

第1章 私にとってのヨーロッパ
第2章 はじめてふれた西欧文化
第3章 未来への旅と過去への旅
第4章 うれしさと絶望感の中で
第5章 笛吹き男との出会い
第6章 二つの宇宙
第7章 ヨーロッパ社会の転換点
第8章 人はなぜ人を差別するのか
第9章 二つの昔話の世界
第10章 交響曲の源にある音の世界

著者紹介

阿部 謹也 (アベ キンヤ)  
1935年東京に生まれる。1963年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。小樽商科大学教授、一橋大学教授、一橋大学学長、共立女子大学学長などを歴任。一橋大学名誉教授。2006年9月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)