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精神分析への最後の貢献 フェレンツィ後期著作集

出版社名 岩崎学術出版社
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-7533-0713-5
4-7533-0713-1
税込価格 4,180円
頁数・縦 244,4P 22cm

商品内容

要旨

本書はフェレンツィの仕事を一冊の著作集で紹介することを目指し、重要性を基準に選択して編んだものである。

目次

精神分析における「積極技法」のさらなる拡張(一九二一)
強制空想について―連想技法における積極性(一九二四)
不快感の肯定の問題―現実感覚の認識における進歩(一九二六)
積極的精神分析技法の禁忌(一九二六)
精神分析技法の柔軟性(一九二八)
家族の子どもへの適応(一九二八)
分析終結の問題(一九二八)
望まれない子どもと死の欲動(一九二九)
リラクセイション原理と新カタルシス(一九三〇)
大人と子ども分析(一九三一)
大人と子どもの間の言葉の混乱―やさしさの言葉と情熱の言葉(一九三三)
「断片と覚書」

著者紹介

フェレンツィ (フェレンツィ)   Ferenczi,S´andor
1873年ハンガリー、ミシュコルツに生まれる。ウィーン大学で精神医学を学んだのち、ブダペストで精神科医として治療実践を始める。1908年にウィーンのフロイトを訪ね、以後、緊密な協力関係のもとに精神分析運動の発展に貢献した。1913年にブダペスト精神分析協会を設立。1918年に国際精神分析協会会長の職につき、第一次大戦後の1919年にはブダペスト大学の精神分析学教授に就任したものの、政情によりいずれも短命に終わる。分析技法の革新に取り組んだが、晩年の冒険的実践がフロイトとの確執を生み、学会で孤立していった。慢性貧血に倒れ、1933年5月にブダペストで生涯を閉じた
森 茂起 (モリ シゲユキ)  
1955年兵庫県神戸市に生まれる。1984年京都大学教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。専攻は臨床心理学。現職、甲南大学文学部人間科学科教授
大塚 紳一郎 (オオツカ シンイチロウ)  
1980年東京都日野市に生まれる。2002年慶應義塾大学文学部卒業。現在、甲南大学人文科学研究科博士課程。専攻は臨床心理学
長野 真奈 (ナガノ マナ)  
1973年奈良県奈良市に生まれる。1998年同志社大学神学部卒業。現在、甲南大学人文科学研究科博士課程。専攻は臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)