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啓蒙の精神 明日への遺産

叢書・ウニベルシタス 895

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2008年7月
ISBNコード 978-4-588-00895-5
4-588-00895-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 194,2P 20cm

商品内容

要旨

「啓蒙は過去に属する。だが、“過ぎ去る”ことはない」。理性と科学に信をおき、世界の「脱魔術化」を推し進めた18世紀。ではなぜ、その後の歴史の惨禍は生じたのか?暴力と非寛容が啓蒙のプロジェクトを歪曲した過程をふまえつつ、批判精神という名の倫理のうちに近代の希望を見出す。

目次

第1章 プロジェクト
第2章 拒絶と逸脱
第3章 自立
第4章 世俗性
第5章 真理
第6章 ユマニテ
第7章 普遍性
第8章 啓蒙とヨーロッパ
附 啓蒙の精神

出版社・メーカーコメント

「啓蒙は過去に属する。だが、〈過ぎ去る〉ことはない」。理性と科学に信をおき、世界の「脱魔術化」を推し進めた18世紀。しかしその後の人類史は、暴力・狂信・非寛容のもたらす未曾有の惨禍にさらされた。近代はいかに、啓蒙のプロジェクトを歪曲したのか? 抑圧からの自由を求める諸個人の批判精神に、つねに同時代的要請でありつづける啓蒙の可能性の核心を見る、現代西欧知識人の理念の書。

著者紹介

トドロフ,ツヴェタン (トドロフ,ツヴェタン)   Todorov,Tzvetan
1939年、ブルガリアに生まれる。1973年、フランスに帰化。ロラン・バルトの指導のもとに『小説の記号学』(67)を著して構造主義的文学批評の先駆をなす。91年、『歴史のモラル』でルソー賞を受賞。現在、国立科学研究所(CNRS)の芸術・言語研究センターで指導的立場にある
石川 光一 (イシカワ コウイチ)  
1948年生まれ。早稲田大学大学院哲学修士課程修了。フランス政府給費留学生、モンペリエ第3大学博士課程修了。現在、日本大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)