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アメリカの影のもとで 日本とフィリピン

サピエンティア 18

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-588-60318-1
4-588-60318-3
税込価格 3,520円
頁数・縦 304P 20cm

商品内容

要旨

歴史経験としての占領統治。その共通性、異質性、相互作用…、アメリカを光源として日本とフィリピンを比較する。

目次

二つの帝国の物語―後発植民地主義としての日本とアメリカ
第1部 帝国と国民国家のせめぎあい(フィリピンと合衆国の帝国意識
戦後日本とフィリピンのエリートの継続性―アメリカの影響)
第2部 錯綜するイメージ―国民国家・ナショナリズム・戦争(日本との戦争、アメリカとの戦争―友と敵をめぐるフィリピン史の政争
二つの戦後六〇年―比米戦争と第二次世界大戦の記憶と哀悼
象徴天皇制とホセ・リサールの神格化との比較考察)
第3部 三つの主体の出会い―アメリカ・日本・フィリピン(対抗する陰影“日本”と“アメリカ”―フィリピン系アメリカ人の想像のなかで
権力の三重奏―フィリピン人、日本人、植民地権力の場所
アメリカの磁場のなかの自己形成―山口百恵と小泉元首相をとおしてみるヨコスカと戦後日本のねじれ)

出版社
商品紹介

20世紀、アメリカによるフィリピン併合と日本占領。その支配という経験が日比の政治・社会・文化・歴史に与えた影響を比較考察する。

著者紹介

藤原 帰一 (フジワラ キイチ)  
1956年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授
永野 善子 (ナガノ ヨシコ)  
1950年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。現在、神奈川大学人間科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)