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精神医学を再考する 疾患カテゴリーから個人的経験へ

出版社名 みすず書房
出版年月 2012年1月
ISBNコード 978-4-622-07667-4
4-622-07667-5
税込価格 4,620円
頁数・縦 352,45P 20cm

商品内容

要旨

医療人類学分野を代表する頭脳であるクラインマンが長年の研究の精髄を示した、現代の古典。著者は非西欧の精神医療に関するデータの地道な収集によって現代精神医学に内在する不可視のドグマをあぶりだし、その知見を臨床で実践することを使命としてきた。本書では、基本命題への練り上げられた回答を自ら示すという形で、研究の成果を凝縮して伝えている。

目次

第1章 精神医学的診断とはなんだろうか?
第2章 精神医学的障害は異なる文化で異なったものとなるか?―方法論的考察
第3章 精神医学的障害は異なる文化で異なったものとなるか?―調査結果
第4章 社会的関係と文化的意味は、精神疾患の発症と経過に影響を与えるか?
第5章 専門家の価値観は精神科医の仕事にどのように影響を与えるのか?
第6章 精神科医はどのように癒すのか?
第7章 精神医学は社会科学に対してどのような関係をもつべきか?

出版社
商品紹介

医療人類学の第一人者であるクラインマンが長年の研究の精髄を提示した、現代の古典。現代精神医学が不問にするドグマを炙りだす書。

著者紹介

クラインマン,アーサー (クラインマン,アーサー)   Kleinman,Arthur
1941年生まれ。ハーヴァード大学教授(the Esther and Sidney Rabb Professor)、精神科医、医療人類学の第一人者として知られる。ハーヴァード大学アジア・センター長。2004‐2007年には、ハーヴァード大学文化人類学部門の部門長を勤めた。アメリカ医療人類学会からは、2006年のLifetime Achievement Award、2008年のGeorge Foster Awardなど、受賞多数
江口 重幸 (エグチ シゲユキ)  
1951年生まれ。東京武蔵野病院勤務、精神科医。精神科臨床、医療人類学、精神医学史に関心をもつ
下地 明友 (シモジ アキトモ)  
1947年生まれ。熊本学園大学勤務、精神科医。病いと治療の医療人類学、生と死の医学史に関心をもつ
松澤 和正 (マツザワ カズマサ)  
1957年生まれ。千葉県立保健医療大学健康科学部看護学科勤務。看護師。精神看護学、臨床民族誌、質的研究方法論などに関心をもつ
堀 有伸 (ホリ アリノブ)  
1972年生まれ。帝京大学医学部附属病院、精神科医。とくに精神科臨床一般、精神病理学、集団精神療法への関心が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)