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「経済」の哲学 ナルシスの危機を越えて

出版社名 せりか書房
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-7967-0322-2
4-7967-0322-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 254P 20cm

商品内容

要旨

ストア派の宇宙論、キリスト教の救済、近代科学における自然の秩序―「経済」という概念が担ってきた歴史的機能を辿りながら、現代の経済が不可避的に抱え込む危機の本質を解明する。

目次

序章 「信」が揺らぐとき
第1章 経済とは何か?(「経済」の原景
「経済」と超越
「経済」と道徳)
第2章 経済学の「エコノミー」(古典派経済学のエコノミー
近代経済学の「革命」
資本による急き立て―近代経済学の「エコノミー」)
第3章 「自由な主体」のエコノミー―「経済」の規範性について(経済学と規範性
カントにおける自由と規範
理念への跳躍とその欺瞞―カントと経済学)
第4章 声なき声の経済学(ヘーゲル:主人と奴隷の弁証法
ラカン:四つのディスクール
響きの経済学)

著者紹介

荒谷 大輔 (アラヤ ダイスケ)  
1974年生まれ。東京大学人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、江戸川大学准教授。専攻は哲学/倫理学。2008年から2010年までフランス国立科学研究センター(CNRS)社会経済融合領域研究所(IRISES)客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)