• 本

コリアン・ディアスポラと東アジア社会

変容する親密圏/公共圏 4

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-87698-258-5
4-87698-258-9
税込価格 3,960円
頁数・縦 316P 22cm

商品内容

要旨

生存を賭けた共同性の創造/想像とは何か?トランスナショナルな移動をなすコリアンの歴史と現在。

目次

コリアン・ディアスポラの形成と再編成
第1部 コリアン・ディアスポラの民族関係―東アジア社会から(在日朝鮮人‐日本人間の“親密な公共圏”形成―「パラムせんだい」において「対話」はいかに成立したのか?
在日朝鮮人女性の識字教育の構造―1970‐1980年代京都・九条オモニ学校における教師の主体に着目して
「見えない朝鮮族」とエスニシティ論の地平―日本の新聞報道を手掛かりに
ポスト冷戦期における在日朝鮮人の移動と境界の政治)
第2部 民族的共同性生成の現場―日本社会から(在日朝鮮人のナショナル・アイデンティティを再考する―3・4世朝鮮籍者の「共和国」をめぐる語りを手がかりに
多様性と響き合う「在日朝鮮人」アイデンティティ―在日3世学生たちの学びの運動から
民族間結婚による「近さ」の再編―2人の在日朝鮮人男性の「特殊」な結婚事例から
在日朝鮮人の居住と共同性―「不法占拠」という地平からの一考察)
第3部 「在外同胞」と民族意識―韓国社会から(在外同胞法と在韓外国人の法的地位変遷の関係性
祖国とディアスポラ―1970年代韓国映画における在日朝鮮人表象
1970年代在日同胞母国訪問事業に関する政治社会学的考察
経済的インセンティブと「道具的民族主義」―在韓中国朝鮮族を中心に)

出版社
商品紹介

社会構造の変動に曝されて生まれたコリアンの移動。彼らは生き抜くためにどのような共同性を創造/想像したのか。

著者紹介

松田 素二 (マツダ モトジ)  
京都大学大学院文学研究科教員。ナイロビ大学社会学科大学院修了。文学博士。専攻:社会人間学
鄭 根埴 (チョン グンシク)  
ソウル大学校社会科学大学社会学科教授。ソウル大学校社会科学大学社会学科卒業。文学博士。専攻:歴史社会学、社会運動論、身体の社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)