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ピーター・パンとウェンディ

新潮文庫 ハ−5−2

出版社名 新潮社
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-10-210402-6
4-10-210402-X
税込価格 693円
頁数・縦 323P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 誰もが知ってるピーター・パン!ネバーランドの冒険です。

    読んでみるとこれが、以外と血なまぐさい、、、。
    フック船長と戦うシーンなどはばったばったと人が死にます。

    フック船長に関する記述が特に印象深いです。
    アニメなどの影響で、ピーター・パンのライバルで、ちょっと間抜けで、紳士的だけど卑怯者で、時計ワニが何より怖くて等々、
    どちらかというとユーモラスなキャラクター、という印象でしたが、原作のフックは全く違います。
    その生い立ちもうかがい知ることができるのですが、
    なんと言いましょうか、、、太宰?芥川?といった趣。

    子供たちがネバーランドから帰った後のことも書かれているのですが、
    成長するウェンディと成長しないピーターの関係性というのも
    「わー、よかったねー」では済ませられないものがあります。

    解説にある通り、「大人が読むべき本」です。

    (2018年5月2日)

商品内容

要旨

星がきれいなある夜、突然ウェンディの部屋に現れたピーター・パン。彼らは妖精ティンカー・ベルの魔法の粉を身体にふりかけ、ネバーランドへと飛び立ちます。行き方は、二つ目を右に曲がったら、そのまま朝までまっすぐ!さあ、海賊のフック船長、人魚、人食いワニが待つ大冒険の始まりです。永遠に年を取らない少年と、やがて大人になってしまう少女の、切なくも楽しい物語。

出版社・メーカーコメント

星がきれいなある夜、突然ウェンディの部屋に現れたピーター・パン。彼らは妖精ティンカー・ベルの魔法の粉を身体にふりかけ、ネバーランドへと飛び立ちます。行き方は、二つ目を右に曲がったら、そのまま朝までまっすぐ! さあ、海賊のフック船長、人魚、人食いワニが待つ大冒険の始まりです。永遠に年を取らない少年と、やがて大人になってしまう少女の、切なくも楽しい物語。

著者紹介

バリー,ジェームズ・M. (バリー,ジェームズM.)   Barrie,James Matthew
1860‐1937。スコットランド東部、アンガス生れ。1882年エディンバラ大学を卒業し、新聞社に勤める傍ら雑誌に寄稿。1900年頃からは、主に劇作を仕事とし、自作の演目をノヴェライズした『ピーター・パンとウェンディ』によって名声を不動のものにする
大久保 寛 (オオクボ ヒロシ)  
1954年、東京生れ。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)