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視覚のイコノグラフィア 〈トロンプ・ルイユ〉・横たわる美女・闇の発見

感覚のラビュリントゥス 6

出版社名 ありな書房
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-7566-1540-4
4-7566-1540-6
税込価格 5,500円
頁数・縦 326P 22cm

商品内容

要旨

カーメラ・デリ・スポージの“トロンプ・ルイユ”に、ジョルジョーネの『眠れるウェヌス』に、カラヴァッジョの描く闇と光のドラマに、モーラの描く鏡を見る男たちに、ベロットの描く田園の景観に、アルチンボルドのハイブリッドな綺想異風に、ルネサンス/バロックの世界を表象する、感覚を媒介にしたイメージの生成を視る!

目次

第1章 視覚の遊戯―マンテーニャ『カーメラ・デリ・スポージ天井画』の“天窓”
第2章 眠れる乙女、あるいは比類のない歓喜―ジョルジョーネ『眠れるウェヌス』に注がれた眼差し
第3章 闇の発見―カラヴァッジョとフランチェスコ・パトリツィの視覚
第4章 鏡を見る男たち―ピエル・フランチェスコ・モーラ『若者に鏡を見せるソクラテス』
第5章 現実と虚構のはざま―景観画家ベルナルド・ベロットと田園風景
特別寄稿 稀代の「プロテウス」にして感性の画家アルチンボルド―『ウェルトゥムヌス』再考
視覚論のはざまで―解題にかえて
五感の館 パラッツォ・テ―シリーズ“感覚のラビュリントゥス”を閉じるにあたって

著者紹介

上村 清雄 (ウエムラ キヨオ)  
千葉大学文学部教授
神谷 玖方子 (カミタニ クミコ)  
慶応大学文学部非常勤講師
出 佳奈子 (イデ カナコ)  
弘前大学教育学部准教授
吉住 磨子 (ヨシズミ マコ)  
佐賀大学文化教育学部教授
大野 陽子 (オオノ ヨウコ)  
群馬県立女子大学文学部准教授
金沢 文緒 (カナザワ フミオ)  
岩手大学大学院教育学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)