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藤原秀衡 義経を大将軍として国務せしむべし

ミネルヴァ日本評伝選

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-623-07576-8
4-623-07576-1
税込価格 3,300円
頁数・縦 321,6P 20cm

商品内容

要旨

藤原秀衡(一一二二〜一一八七)平安時代末期の豪族。父・基衡の死去を受けて平泉藤原氏第三代当主となる。豊富な財力をもって中央政界との繋がりを強めながら、仏教文化の大輪を花開かせる。治承〜文治年間の争乱期には、軍事優先路線への転換を図って、広域軍政府樹立を目指すが、志なかばで斃れる。本書では、文献・考古資料によって、その波乱万丈の人生に迫る。

目次

序章 さまざまな人物像
第1章 立ちはだかる大きな壁
第2章 偉大な祖父、清衡の国づくりを振り返って
第3章 平泉三代の御館、秀衡の登場
第4章 秀衡を支える人びと
第5章 都市平泉の全盛期
第6章 鎮守府将軍秀衡の登場
第7章 秀衡の平泉幕府構想
第8章 義経を金看板とする広域軍政府の誕生
第9章 文治五年奥州合戦
終章 平泉の置きみやげ

著者紹介

入間田 宣夫 (イルマダ ノブオ)  
1942年(昭和17年)、宮城県涌谷町生まれ。1968年東北大学大学院文学研究科国史学専攻博士課程中退、同年東北大学文学部助手。山形大学助教授、東北大学助教授、東北大学東北アジア研究センター教授などを歴任し、2005年に東北大学名誉教授。東北芸術工科大学教授を経て2013年4月に一関市博物館長に就任。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)