錆と人間 ビール缶から戦艦まで
出版社名 | 築地書館 |
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出版年月 | 2016年9月 |
ISBNコード |
978-4-8067-1521-4
(4-8067-1521-2) |
税込価格 | 3,520円 |
頁数・縦 | 353P 22cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 鉄が腐食して出現する「錆(さび)」に良いイメージをもつ人は少ないだろう。ステンレス鋼の普及により、私たちの普段の生活ではそれほど見かけなくなったが、橋などの建造物や艦船、飛行機、原油や天然ガスのパイプラインなどにとっては大敵であり、放置すれば大きな被害が発生する可能性がある。本書は、錆(金属腐食を含む)を防ぐ(防食)、錆と戦う、あるいは錆に美を感じるなど、さまざまな錆と人間の関わりのストーリーを描くノンフィクション。多大な被害をもたらす自然現象の一つであるにも関わらず注目されることが少ない錆について、その対策が必至であり、あらゆる業界が関心をもつべきと訴えている。著者はワシントン・ポスト紙などに寄稿する環境・科学ジャーナリスト。初の著書である本書はウォールストリート・ジャーナルのベストブック・オブ・ザ・イヤーを受賞している。 |
商品内容
要旨 |
「最大最凶のデストロイヤー」と言われる錆。金属を加工し利用することで文明を発達させてきた人類にとって、錆は大敵だ。防食技術と自由の女神、ステンレス鋼開発秘話、国防総省と錆との戦い、腐食防止の環境ホルモンのリスクをひたかくしにする缶産業の実態、極寒のアラスカを縦断する石油運搬パイプラインは、産出量の低下も相まって維持管理は重大な問題である。錆という自然の脅威に、めっきを施し、電流を流し、新たな技術と培った経験を武器に立ち向かう人類の戦いを描く。ウォール・ストリート・ジャーナルベストブック・オブ・ザ・イヤー受賞! |
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目次 |
蔓延する脅威―錆という敵 |