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信と知 たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉

ポイエーシス叢書 68

出版社名 未來社
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-624-93268-8
4-624-93268-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 186P 20cm

商品内容

要旨

一九九四年、冷戦後のヨーロッパ世界が、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の三すくみ状況のなかで混迷する時代に突入した政治的・思想的危機を目の前にして哲学者たちがカプリ島に集まった。デリダの提案にもとづいておこなわれた“宗教”をめぐる一大コロックでの講演をもとに、その後に大幅加筆された追記とあわせてまとめられた後期デリダの代表的宗教論。今日の宗教を語ることの困難とともにその問いのもつ不安、共有された気づかいをもとにあらためて“宗教”そのものをめぐる問いをつうじて鋭く現代世界を問い直す。

目次

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著者紹介

湯浅 博雄 (ユアサ ヒロオ)  
1947年生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒、同大学院博士課程、パリ第三大学博士課程修了(3e cycle博士課程提出)。東京大学名誉教授。フランス思想・文学、言語態研究
大西 雅一郎 (オオニシ マサイチロウ)  
1955年、大阪府生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。成蹊大学教授。フランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)