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脳はいかにして数学を生みだすのか

出版社名 丸善出版
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-621-30102-9
4-621-30102-0
税込価格 3,520円
頁数・縦 296P 19cm

商品内容

要旨

私たちは日常的に物を数え、計算をし、数の大小を比較します。あるいは論理的に考えて、ある命題を証明することもできます。脳は、これらをどのように処理しているのでしょうか。自然を理解するには、抽象的概念を理解して世界像を形成し、論理的・数学的操作で結論を導く脳の働きの理解が不可欠です。長年、素粒子物理学を研究してきた著者が、数学を生みだす脳機能について、最新の実験結果を含め、わかりやすく解説します。

目次

1章 序論―数と人間
2章 数論と幾何学
3章 数を認知する脳
4章 脳の数機能
5章 脳の論理機能―論理学と数学
6章 ニューロン回路網の数理機能1 論理回路と論理機能の階層性
7章 ニューロン回路網の数理機能2 思考の統合と情報の流れ
8章 脳はいかにして数学を生みだすのか―証明という脳機能を再考する

著者紹介

武田 暁 (タケダ ギョウ)  
東京大学・東北大学名誉教授。(公財)平成基礎科学財団理事。理学博士。専門は理論物理学(素粒子論)、脳科学。1924年生まれ。東京帝国大学理学部物理学科卒業。同大学院中退。神戸大学助教授、東京大学原子核研究所教授・所長、東北大学理学部教授・理学部長、東北学院大学教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)