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平沼騏一郎と近代日本 官僚の国家主義と太平洋戦争への道

プリミエ・コレクション 83

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-8140-0060-9
4-8140-0060-X
税込価格 6,050円
頁数・縦 460P 22cm

商品内容

要旨

平沼騏一郎は大正・昭和戦前期にかけて法相・首相・重臣などを歴任した官僚系政治家でありながら、国家主義運動の指導者でもあったという点で、日本近代史の中できわめてユニークな位置を占めている。その政治的生涯の全体像を初めて実証的に明らかにし、官僚系政治家の国家主義とそれらが太平洋戦争への道に与えた政治的影響を解明する。

目次

官僚系政治家の国家主義を問い直す
第1部 平沼騏一郎の政治的台頭と政治指導(司法省における権力確立と立憲政友会
検事総長期の政治戦略と政治観
原敬内閣との協調と思想問題への危惧
政党内閣下における政治構想と政治運動―政治戦略としての国家主義
組閣への自信と平沼内閣運動の誤算
首相としての政治指導とその限界
重臣としての活動と太平洋戦争
東京裁判とA級戦犯としての死去)
第2部 平沼騏一郎をめぐる組織と人脈(「平沼閥」と大正・昭和初期の司法・政治関係
国本社の政治思想)
近代日本において平沼騏一郎とは何だったのか

著者紹介

萩原 淳 (ハギハラ アツシ)  
京都大学大学院法学研究科特定助教、三重大学人文学部非常勤講師。京都大学博士(法学)。1987年滋賀県生まれ。2009年同志社大学法学部卒業。2015年京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)