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セクシュアリティとヴィクトリア朝文化

出版社名 彩流社
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-7791-2277-4
4-7791-2277-5
税込価格 4,620円
頁数・縦 390,22P 20cm

商品内容

要旨

本当に「抑圧的」だったのか?セクシュアリティが溢れ出すヴィクトリア時代!多彩な視点から、19〜20世紀初頭の「性の言説」を捉え、現代にも影響を与え続けている「ヴィクトリア朝文化とセクシュアリティの関係」をひもといていく―。

目次

序章 横溢するセクシュアリティ
第1章 マルサス以降―性は個人と人口をつなぐ
第2章 「不適切な」議題と急進派女性ジャーナリスト、イライザ・ミーティヤード―一八四七年スプーナー法案(誘惑・売春取引抑制法案)の行方
第3章 「模倣」する「身体」―『アグネス・グレイ』における動物・身体・欲望の表象
第4章 髪と鏡―メドゥーサとしてのバーサとそのセクシュアリティ
第5章 欲望の封印から充足の模索へ―エリス・ホプキンズとヴィクトリア朝中期の性の葛藤
第6章 「現代バビロンの乙女御供」―ウィリアム・T.ステッドの少女売春撲滅キャンペーン
第7章 ジャーナリズムとセクシュアリティの世紀末―オスカー・ワイルドの自己成型
第8章 イースト・エンドと中国人移民―世紀転換期のスラム小説にみる異人種混淆
第9章 D.H.ロレンス『息子と恋人』のセクシュアリティと(ポスト)ヴィクトリア朝

著者紹介

田中 孝信 (タナカ タカノブ)  
大阪市立大学大学院文学研究科教授
要田 圭治 (カナメダ ケイジ)  
広島大学大学院総合科学研究科教授
原田 範行 (ハラダ ノリユキ)  
東京女子大学現代教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)