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ケインズとその時代を読む 危機の時代の経済学ブックガイド

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-13-043038-8
4-13-043038-6
税込価格 3,300円
頁数・縦 263P 21cm

商品内容

要旨

“現代の危機”に向かいあい、ふたつの時代を重ねて読みとく。

目次

序論 危機の時代を生きる
1 第一次世界大戦の帰結と全体主義勃興の危機(J.M.ケインズ『平和の経済的帰結』―一世紀を経てなおも息づくケインズの鳴らした警鐘
J.M.ケインズ『条約の改正』―「ケインズの政治学」を想像する
E.H.カー『危機の二十年』―二度の世界大戦の後、新たな国際秩序への展望を示す
F.ハイエク『隷従への道』―自由主義の後退が行き着く苦悩の社会像を描画)
2 理論の展開―全体主義への対抗軸としてのリベラリズム(『一般理論』前史
『一般理論』と社会民主主義)
3 1930年代の世界と日本(J.M.ケインズ『世界恐慌と英米における諸政策―1931〜39年の諸活動』―世論形成に力点を置いたケインズの活動
高橋亀吉・森垣淑『昭和金融恐慌史』―民間エコノミスト二名による昭和金融恐慌の真相究明
石橋湛山『石橋湛山評論集』―日本にケインズをいち早く紹介した先覚者)
4 ケインズの同時代人(J.M.ケインズ『人物評伝』―人物評伝の達人でもあったケインズの分析力
フランク・ラムジーの1つの描像―理論経済学者・哲学者・論理学者として
E.H.カーのソ連史研究―戦間期から戦後期へ)

著者紹介

大瀧 雅之 (オオタキ マサユキ)  
東京大学社会科学研究所。専門はマクロ経済学
加藤 晋 (カトウ ススム)  
東京大学社会科学研究所(日本学術振興会海外特別研究員)。専門は厚生経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)