不便益 手間をかけるシステムのデザイン
出版社名 | 近代科学社 |
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出版年月 | 2017年10月 |
ISBNコード |
978-4-7649-0550-4
(4-7649-0550-7) |
税込価格 | 3,520円 |
頁数・縦 | 214P 24cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 テクノロジーの進歩のおかげで、人間社会はますます「便利」になってきている。だが、利便性向上が人々の幸福に寄与するどころか、人間が本来持つ能力や意欲を奪うのではないかと危惧する声も小さくない。それらは、便利さへの信頼やその追求が過度にならぬよう、歯止めをかけるべきというものだ。本書では、その一歩先の議論が行われている。つまり、むしろ「不便」であることに価値があり、効用が見込めるはず、という議論だ。本書の編著者は、そうした「不便だからこそ得られる効用」を「不便益」と呼ぶ。編著者がウェブ上に立ち上げた仮想研究所「不便益システム研究所」に集まったさまざまな分野の研究者による論考を集めたのが本書である。それぞれの専門分野からの「不便益」に関するアプローチや事例を持ち寄っている。編著者の川上浩司氏は京都大学デザイン学ユニット特定教授。なお本ダイジェストでは、川上氏による第1章と、豊橋技術科学大学の岡田美智男教授による第7章から抜粋した。 |
商品内容
目次 |
第1章 不便益システムデザイン |
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