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予測がつくる社会 「科学の言葉」の使われ方

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-13-056120-4
4-13-056120-0
税込価格 3,520円
頁数・縦 279,6P 20cm

商品内容

要旨

科学的予測なるものの圧力が増大するなかで。先端バイオテクノロジーやDNA型鑑定への期待、災害予測、感染症シミュレーション、地震予測、放射線被ばくのリスク予測、そして政策や経済での活用まで、予測と社会の複雑かつ多面的な関係性を考察する。

目次

過去を想像する/未来を創造する
1 未来を語る―期待の社会学(未来の語りが導くイノベーション―先端バイオテクノロジーへの期待
未来をつくる法システム―DNA型鑑定への期待と失望
防災における「予測」の不思議なふるまい)
2 未来のエコロジー―予測モデルの動態(感染症シミュレーションにみるモデルの生態学
語りと予測の生む複雑さ
過去に基づく未来予測の課題―確率論的地震動予測地図)
3 未来をつくる―予測モデルと政策(政策のための予測を俯瞰する
規制科学を支える予測モデル―放射線被ばくと化学物質のリスク予測
予測と政策のハイブリッド―日本の経済計画における予測モデルと投資誘導)

著者紹介

山口 富子 (ヤマグチ トミコ)  
国際基督教大学教養学部教授
福島 真人 (フクシマ マサト)  
東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)