統合的心理療法と関係精神分析の接点 循環的心理力動論と文脈的自己
出版社名 | 金剛出版 |
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出版年月 | 2019年4月 |
ISBNコード |
978-4-7724-1685-6
(4-7724-1685-4) |
税込価格 | 5,500円 |
頁数・縦 | 333P 22cm |
商品内容
要旨 |
ポール・ワクテル自らが、さまざまなところで発表してきた論文を、加筆修正の上、編集した論文集である。長年にわたって心理療法の統合運動を牽引してきた、現代心理療法を代表する理論家であり、イノベーターであるワクテルは、精神分析、行動療法、システム論的心理療法などの多様な心理療法の理論的基礎を検討する作業を通して、循環的心理力動アプローチという統合的な心理療法を提唱するとともに、多くの著作を通して心理療法とパーソナリティについての独自の考えを発表してきた。本書は、その考えをコンパクトに伝える良書である。2部構成の本書は、第1部では心理療法に関する議論を扱い、第2部では社会問題を扱っている。なかでも第2部に収められている諸論文は、精神分析的な社会批評、すなわち循環的心理力動論による社会問題の分析をテーマとした。 |
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目次 |
第1部 心理療法、人格力動、間主観性の世界(循環的心理力動論―統合的で関係論的な視点 |