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スーフィズムと老荘思想 比較哲学試論 下

井筒俊彦英文著作翻訳コレクション

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-7664-2461-4
4-7664-2461-1
税込価格 5,940円
頁数・縦 356,5P 22cm
シリーズ名 スーフィズムと老荘思想

商品内容

要旨

「井筒東洋哲学」の原点をなす、壮大な試み。日本語著作の空白の時代を埋める最重要著作、堂々刊行。下巻は、老子と荘子の存在論、イスラーム神秘哲学との比較哲学的考察、井筒意味論の展開を解明する訳者解説つき。

目次

第2部 老子と荘子(老子と荘子
神話創作から形而上学へ
夢と現実
あれとこれを超えて
新たな自我の誕生 ほか)
第3部 結論―比較考量(方法論的予備考察
人間の内部変容
実の在り方の多層構造
本質と存在
存在の自己展開)

おすすめコメント

東洋思想の「共時的構造化」を実践する、井筒俊彦の「真の主著」。歴史的・地理的限界を超え、二つの異なる思想体系の世界観を分析し架橋する圧巻の作品。

著者紹介

井筒 俊彦 (イズツ トシヒコ)  
1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当した。1959年から海外に拠点を移しマギル大学やイラン王立哲学アカデミーで研究に従事、エラノス会議などで精力的に講演活動も行った。1979年、日本に帰国してからは、日本語による著作や論文の執筆に勤しみ、93年、死去
仁子 寿晴 (ニゴ トシハル)  
同志社大学非常勤講師。イスラーム哲学・中国イスラーム思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)