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危機対応の社会科学 上

想定外を超えて

危機対応学

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-13-030215-9
4-13-030215-9
税込価格 5,280円
頁数・縦 340,9P 22cm
シリーズ名 危機対応の社会科学

商品内容

要旨

自然災害、戦争、恐慌、人口減少から家族、健康、仕事、人間関係まで。社会に生じる危機(クライシス)へのあるべき対応について、社会科学の知見を結集する。

目次

総説 危機対応がなぜ社会科学の問題となるのか
第1部 危機と世界(政治思想史における危機対応―古代ギリシャから現代へ(個別・集団)
危機に対応できる憲法とは―安定性と適応性の間で(個別・集団)
キューバ危機はなぜ回避されたのか?―時間の国際政治学(個別・集団)
危機の元凶は中国か?―マグロ、レアアース、サンマの資源危機(事実・言説))
第2部 危機と政策(東日本大地震後の電力危機と危機対応―将来に備えた電力システム改革(事前・事後)
危機と資本―金融危機の予防策としての自己資本規制の意義と問題点の検討(事前・事後)
政策変数としての稀少確率評価―消極的予報による中庸化政策(確率・意識))
第3部 危機と組織(危機を転機に変える―東日本大震災と企業の危機対応(事前・事後)
危機対応と共有信念―明治期における鉱山技師・石渡信太郎を事例として(確率・意識)
職場の危機としてのパワハラ―なぜ「いじめ」は起きるのか(事実・言説))
第4部 危機と選択(アマチュア登山家の危機対応学―リーダーの要諦(事前・事後)
教育、家族、危機―学校に対する評価の社会経済的差異とその帰結(確率・意識)
移民受け入れへの態度をめぐるジレンマ―個人のライフコースに着目して(個別・集団))

著者紹介

玄田 有史 (ゲンダ ユウジ)  
東京大学社会科学研究所教授。専門は労働経済学
飯田 高 (イイダ タカシ)  
東京大学社会科学研究所教授。専門は法社会学、法と経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)