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ロマン主義と現代批評 ガウス・セミナーとその他の論稿

出版社名 彩流社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-7791-2638-3
4-7791-2638-X
税込価格 5,500円
頁数・縦 399,4P 20cm

商品内容

要旨

ロマン派詩人の「自己認識の深まり」を読む批評家は、ロマン派を「歴史的」に考察せざるをえない。だが、それを歴史として語ることができない。このジレンマこそが、ガウス・セミナーをはじめとする「ロマン主義研究」を通じて直面した「困難」であった。

目次

第1部 ガウス・セミナー 一九六七年(ロマン主義をめぐる現代批評
ルソーと自己の超越
ヘルダーリン「あたかも祝いの日の…」における時間性のパターン
ワーズワスにおける時間と歴史
ガウス講義第五回の断片
ボードレールにおけるアレゴリーとアイロニー)
第2部 エッセイと論稿(ヘルダーリンとロマン主義の伝統(一九五九年)
ワーズワスとヘルダーリンにおける天と地(一九六五年)
象徴主義の二面性(一九五四〜五六年)
ロラン・バルトと構造主義の限界(一九七二年))
第3部 応答(マリー・クリーガーの論文に対するコメント
道をふさぐ フランク・カーモードへの応答)

著者紹介

ド・マン,ポール (ドマン,ポール)   de Man,Paul
1919年〜1983年。元イェール大学教授(フランス文学・比較文学)。いわゆる「脱構築批評」の実践者として文学・批評理論における新地平を切り拓く。その影響力は哲学、美術批評など他の人文学分野にも及ぶ
中山 徹 (ナカヤマ トオル)  
一橋大学大学院言語社会研究科教授。イギリス文学・批評理論
鈴木 英明 (スズキ ヒデアキ)  
昭和薬科大学教授。イギリス文学・批評理論
木谷 厳 (キタニ イツキ)  
帝京大学教育学部准教授。イギリス文学・批評理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)