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パウラ・モーダーゾーン=ベッカー 初めて裸体の自画像を描いた女性画家

出版社名 みすず書房
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-622-08915-5
4-622-08915-7
税込価格 8,800円
頁数・縦 537,23P 図版32P 20cm

商品内容

要旨

子ども、病いをもつ人、老農婦、母と子、花、そして裸の自画像を描き、画家になることと女性であること、母になることの自然を生きようとしたパウラ。短くも大胆な31年の生をたどる、決定版伝記。代表作32点収録。

目次

ドレスデンの幼年時代 一八七六‐一八八八年
伯父のオスカール―一家につきまとう影
ブレーメンの少女時代 一八八八年四月‐一八九二年四月
イギリスの叔母の家で―苦しい思いと将来の指針 一八九二年四月‐九月
ふたたびブレーメンで―教員資格試験 一八九三年一月‐一八九六年三月
ベルリン―今は全身が眼となっています 一八九六年四月‐五月
美術史の中の自覚を持った女性たち―“ベルリン女性美術家協会”
色彩への情熱―両親の家との隔たり ベルリン、一八九六年十月‐一八九八年五月
ジャンヌ・バウク―女性解放、その渦中に飛び込んだパウラ・ベッカー
『ツァラトゥストラ』の影響下に ヴォルプスヴェーデ、一八九八年九月‐一八九九年十二月
伝統との断絶―裸体画とはすなわち裸、ではない
開いた窓辺に立つ、自覚を持った女性 パリ、一九〇〇年一月‐六月
秘密の婚約 ヴォルプスヴェーデ、一九〇〇年九月(I)
僕の友に―私の友に ヴォルプスヴェーデ、一九〇〇年九月(II)
一つの家族から別な家族へ ヴォルプスヴェーデ、一九〇一年春
たくさんの別れと一つの新しい始まりと ヴォルプスヴェーデ、一九〇一年秋と一九〇二年春
口では言えないことを、花に託して告げる 引き続きヴォルプスヴェーデ、一九〇二年‐一九〇三年二月
制作への熱中と生きる喜びの五週間 パリ、一九〇三年二月‐三月
静かな幸せでは不十分だ ヴォルプスヴェーデ、一九〇三年三月‐一九〇五年二月
愛の二度目の春―熱望するが失敗に終わる パリ、一九〇五年二月一四日‐四月七7日
新しい人生のためのひそかな準備 ヴォルプスヴェーデ、一九〇五年四月‐一九〇六年二月
結婚生活を後にする―私の愛は潰えたからです パリ、一九〇六年二月‐九月
家族のもとに戻る―いくつかの幻想の分だけ乏しくなって パリ、一九〇六年十月‐一千九〇七年三月
タブーを破る―裸の母と子 引き続きパリ、一九〇七年三月まで
描くことは続けます―醒めた意識の妊娠期間 ヴォルプスヴェーデ、一九〇七年四月‐十月
生と死 ヴォルプスヴェーデ、一千九〇七年十一月

著者紹介

ボイス,バルバラ (ボイス,バルバラ)   Beuys,Barbara
1943年生まれ。大学で歴史、哲学、社会学を学び、出版社勤務を経て著述活動へ。ドイツの傑出した女性たちの評伝を数多く上梓。ヨーゼフ・ボイスは大叔父に当たる。ケルン市在住
藤川 芳朗 (フジカワ ヨシロウ)  
1944年愛知県に生まれる。ドイツ文学専攻。横浜市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)